讃岐うどんについて
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讃岐うどんとは
讃岐うどんは、あっさりしただしと、コシのある麺が特徴の香川県の特産品です。
消化が良く、体調を崩してしまったときや食欲がないときにもおすすめです。
全国生麺類公正取引協議会により、香川県内で製造されたもの、加水量40%以上、加塩量3%以上、熟成時間2時間以上、15分以内で茹で上がるもの、以上の5項目を満たしたものを讃岐うどんとする、という基準が定められています。
讃岐うどんの誕生
讃岐地方は降雨量が少ないこともあり、干ばつによる被害がたびたび発生し、安定的な米の生産ができずにいました。
貧しい生活を強いられる中、米の代わりに作られていたのが麦です。
この麦を使って讃岐地方の人々はうどん作りに励み、現在の讃岐うどんの形へと発展していきました。
また、讃岐うどんの歴史には、真言宗の僧であった弘法大師空海も関係していると言われています。
中国へと渡った空海はそこでうどん作りの技術を学び、その技術を故郷の人々に広げたと伝えられているのです。
庶民の生活に浸透していったうどん食文化は、味付けにも変化が見られます。
元々は、現在のようなカツオだしと醤油で味付けした汁ではなく、味噌で味付けした味噌煮込みうどんが中心だったそうです。
その後、醤油の全国的な広まりに合わせ人々の食生活に取り入れられ、うどんの汁にも使われていきます。
今では地域によって薄味や濃い味など、それぞれ味付けも異なります。
讃岐うどんの特徴
コシの強さ
讃岐うどんの最大の特徴は、何といってもコシの強さにあります。
讃岐うどんのコシは、口に入れた際に柔らかく、噛むともちもちとしているのが特徴です。
この独特のコシは生地の加水量の多さと、足踏み作業によって引き出されるグルテンの弾力から生まれます。
また、塩水を加えることで小麦のタンパク分解酵素の働きを弱め、生地ダレを防ぐことも強いコシを生む秘密です。
半生讃岐うどん
讃岐うどんには生麺・乾麺とも違う、半生麺を使った半生うどんもあります。
半生麺とは、小麦粉と塩水を練り合わせた麺を加熱空気で乾燥させ、乾麺よりも高い水分量をとどめた麺のことです。
生麺を乾燥することで起こる欠点を取り除いた麺で、生麺より長期保存ができ、乾麺より小麦粉本来の風味が維持されています。
元匠では自家製の半生讃岐うどんを全国に通販でお届けしています。
様々な食べ方
かけうどん、ぶっかけうどん、ざるうどん、釜あげうどんなど、讃岐うどんには様々な食べ方が存在します。
この中でもぶっかけうどんは代表的な食べ方で、ざるうどんのつけ汁を薄めて濃縮し、そのままうどんにかけて食べるのが特徴です。
天ぷらや玉子をのせたり、温かい麺だけでなく冷たい麺で食べたりなど、ぶっかけうどんひとつだけでも様々なバリエーションがあります。